雑穀ごはんの効果・効能

主な雑穀

 

 

雑穀ごはんで大麦以外に入る穀物は単独では食べたことのないものが多いと思います。それでもアワ(粟)、ヒエ(稗)、キビ(黍)などは耳馴染みがあるでしょう。

 

 

アワはエコノグザ先祖とするイネ科の雑穀で、殻の色によって赤アワ、黄アワなどがあり、実はクリーム色系です。種類はもちアワとうるちアワの2種類があって、粘性が強いもち種は餅や粥として使われていました。

 

 

白米と比較して食物繊維約は7倍もあり、その他カルシウムも約3倍、マグネシウム約3倍、鉄分約3倍、カリウム約3倍と栄養も豊富で、更にたんぱく質には善玉コレステロールである血中高密度リポタンパク質の値を高める効果もあります。

 

 

又、脂質代謝改善機能もあるとされ、ダイエットにも最適なのです。ヒエは雑草イヌビエを先祖とするイネ科の雑穀で、現在うるち種だけが栽培されています。

 

 

実は灰色がかった白色で、冷害、湿害、酸性土壌などの厳しい環境に強いのが特徴です。白米に混ぜる他に、昔なら味噌、醤油、焼酎などの原料にも利用されるような風味特徴があります。

 

 

ヒエたんぱく質にもアワと同様に善玉コレステロールである血中のHDL-コレステロール(高密度リポタンパク質)の値を高める効果や、脂質代謝改善機能があるとされています。

 

 

キビはイネ科キビ亜科キビ属の生育期間が短く乾燥に強い一年生草本です。もち種とうるち種があり、現在、もち種はおはぎやもちづくりに広く利用されています。

 

 

粒がアワより大きく、外観は黄色、白色、褐色などの種類があり、コクのある卵のような味が特徴です。栄養成分も食物繊維が白米の約3倍、カルシウム約2倍、マグネシウム約4倍など豊富で、健康食材としても優れています。