雑穀ごはんの効果・効能

雑穀とは

 

 

健康食ブームはすっかり食生活の中に浸透したイメージがありますが、雑穀ごはんもその中のひとつとして、しっかり定着しているようです。

 

 

そもそも雑穀とは、小規模での作付けで、食糧や飼料として世界中でも広く栽培されている穀物種のことです。

 

 

分類は生物学的ではなく農学的なもので、生産性が低い環境でもしっかり育つ小規模作付けの草本であり、遥か古代の食生活では、現在の主流である米よりもむしろこの雑穀の方が重要部分を構成していたのです。

 

 

少し狭義にいうと雑穀はイネ科雑穀を指しますが、日本ではもっと広い意味となって、きび亜科以外のイネ科雑穀のハトムギや、もろこし、大豆、小豆、菜豆の豆類に加え、ソバ、キノア等の擬穀類、菜種等の油糧作物までも含むとされています。

 

 

従来は家畜、家禽、ペットの餌など飼料用としての利用が多かったのですが、最近になって雑穀の優れた栄養価や豊富な食物繊維などが健康食品という観点から見直され、五穀米や十穀米など呼ばれて利用されるようになってきたのです。

 

 

又、近年米や小麦に対する食物アレルギーも増加しつつあり、その対策としての需要も期待されています。

 

 

雑穀は米を食べ慣れている人にとっては、最初は違和感があるかもしれませんが、調理次第ではおいしくすることもでき、健康食としてもお勧めの食材です。